薬剤師の転職相談は転職エージェントにすべき?【状況次第】

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転職するか迷ってる…誰に相談したらいいんだろう?

転職エージェントに相談するのはやめとけっていう意見もあるけど、実際どうなの?

この記事はそんな人のために書きました。

私は新卒でドラッグストアに就職し、適応障害で休職した後企業に転職しました。ドラッグストア時代から今まで薬学生・薬剤師の就職相談にのってきた経験もあります。

今回は薬剤師が転職に悩んだとき、相談すべき相手やおすすめのツールについて解説します。キャリアに悩む薬剤師さんはぜひ最後まで読んでください!

目次

薬剤師が転職相談する相手

薬剤師が転職するか悩んだ時、相手として考えられるのは次の通りです。

  • 薬剤師の知り合い
  • 転職エージェント
  • 地元の薬剤師会

なお、家族に転職の相談をする人もいるかもしれませんが、たとえ家族が同じ薬剤師でもあまりおすすめしません。

昔は転職自体が珍しく、親世代は「仕事を辞める」という選択肢に抵抗を感じる人が多いからです。親世代の人からよく「せっかく入った会社なのに」「せめて3年は勤めないと」という意見を聞きますが、今は時代が違います。

転職が必ずしも正解とは限りませんが、最近はキャリアチェンジ、キャリアアップのために転職をするのは一般的なことです。

薬剤師の知り合い

悩みがあるとき、もっとも相談しやすいのは薬剤師の友人や先輩でしょう。知り合いなら親身になって聞いてくれるはずですし、全く知らない人よりもあなたのことをよくわかっています。

注意したいのは、相手の答えがあくまでその人個人の経験をもとにした話であることです。知り合いが働いている薬局で「人間関係がよく働きやすい」と思っていても、同じ薬局の別な店舗では状況が全く違うかもしれません。数年前の転職事情と今からの転職では勝手が異なる場合もあります。

転職エージェント

プロに相談したい場合、転職エージェントに相談するという手もあります。転職エージェントは無料で利用できる上、最新の転職市場について教えてくれます。具体的な希望があれば、条件に沿った求人を探してくれるでしょう。

注意したいのは、転職エージェントはあくまで転職をすすめてくる立場であり中立ではないことです。転職エージェントは転職先にあなたを紹介し、仲介手数料を利益にしています。転職エージェントに流されて転職し、後悔する可能性もあります。

地元の薬剤師会

働く場所が明確に決まっている場合、その場所の薬剤師会に相談する手もあります。地域に密着しているので、職場の人間関係など詳しい事情も教えてくれるかもしれません。

薬剤師会のホームページに連絡先がのっていますので、薬剤師会に相談したい場合は調べてみましょう。場所によっては職場の見学会、インターンシップを受け入れている医療機関もあるようです。

転職に悩む薬剤師へおすすめしたいもの

転職に悩んだときにできることは相談だけではありません。自分の適性やキャリアについて見識を深めることも大事です。

転職にあたり、私が使ってよかったと思うものをおすすめします。

ミイダスなどの自己分析ツール

転職にあたり最初に必要なのは転職先の情報だけでなく、自分の適性に関する情報です。仕事や職場環境が自分に合っていなければ、転職しても仕事が長続きしません。

自己分析にはミイダスがおすすめです。

ミイダスに登録すると、無料で自己分析ができます。仕事への適性だけでなく人間関係やストレス耐性もわかるので、調剤の仕事を続けると決めていても役立ちます。

薬剤師が実際にミイダスを使ってみた感想はこちら。

薬剤師は「なんとなく」でも転職できる仕事ですが、自分に合った転職先が選べなければ転職を繰り返し、次第に内定をもらえなくなってしまう可能性も。転職エージェントは転職先を紹介してくれますが、あなたの適性まではわかりません。

キャリアに関する本

中立な意見を聞く方法として、キャリアに関する本を読んでおくといいでしょう。

ブログは転職サイトの広告が多く、転職エージェントはあなたに転職をすすめてきます。転職自体に悩んでいる場合、転職エージェントより本の方が役に立つかもしれません。

薬剤師のキャリアについて書かれた本は少ないのですが、数少ない一冊が「薬剤師の新しいキャリアデザイン戦略~自分らしい人生を歩むために!‶33歳までに読む本〟」。調剤に限らず企業、コールセンターなどの仕事についても解説があります。キャリアに悩む薬剤師にはぜひおすすめしたい一冊です。

転職エージェントに相談するメリット3つ

薬剤師が転職エージェントに相談するメリットは次の通りです。

  • 現在の転職市場について知れる
  • 希望に合った求人を探してくれる
  • 無料で利用できる

転職エージェントに相談するのは、具体的に転職先の条件が固まってからの方がおすすめです。漠然としたイメージしか持たずに転職エージェントへ相談すると、エージェントの意見に流されたりたくさんの求人に目移りしてしまったりする可能性がります。

現在の転職市場について知れる

薬剤師の転職市場は日々変化しています。一昔前の感覚で転職活動を始めると、思わぬ勘違いをしているかもしれません。

「薬剤師〇年目だから年収はこれくらいかな…」と思っていても、実際の相場とかけ離れている可能性もあります。薬剤師向けの転職エージェントとプライベートで話したことがあるのですが、「転職の相場を知らない人が多くて、まずは認識を変えてもらうところから始めている…」と嘆いていました。

転職市場全体を知らずに転職活動を始めてしまうと、相場より年収が安い職場にそうとは知らず転職してしまうかもしれません。転職エージェントから最新の転職状況を教えてもらうことで、薬剤師の求人についておおよその相場を把握できます。

希望に合った求人を探してくれる

転職先に求める条件が具体的に決まっている場合、転職エージェントは非常に役立ちます。自分で求人を探して応募する方法もありますが、薬剤師の求人はたくさんあるので自力で一つひとつ探すのは大変です。

転職エージェントは非公開求人を含めて希望に合った求人を探してくれるので、もし転職先選びで悩んでいる場合は転職エージェントを活用しましょう。

無料で利用できる

ほぼ全ての転職エージェントは無料で利用できます。転職エージェントの収入源は転職先からの仲介手数料なので、こちらからお金を払う必要はありません。プロに相談するとお金がかかる場合が多いですが、転職エージェントへの相談は無料です。

もし転職エージェントに相談して得られるものがなかったとしても、こちらが失うのは面談した時間くらいです。転職エージェントを利用するか迷っている場合は、まず一つだけ登録してみるとよいでしょう。

私も転職エージェントに何社か登録したことがありますが、相談してみて一番印象が良かったのはファルマスタッフです。求人数も多いので、迷ったら登録してみましょう。

転職エージェントに相談する注意点3つ

転職エージェントに相談するとメリットもありますが、その一方で注意点もあります。

  • 中立ではない
  • 転職を急かされることがある
  • 連絡が面倒

親身になって相談にのってくれるエージェントもいますが、転職エージェントの意見はあくまで転職先の立場寄りと考えてよいでしょう。

中立ではない

転職エージェントは薬剤師に転職先を紹介して、転職先から仲介手数料を受け取ることで利益を得ています。

薬剤師本人のキャリアよりも利益を優先するエージェントもいるかもしれません。まれに本人のキャリアを第一に考えて、転職しないことも選択肢として考えてくれるエージェントもいますが、決して多くはないでしょう。転職するか悩んでいて中立な意見が欲しい場合、転職エージェントより知り合いに相談した方がいいでしょう。

また、転職エージェントを過信するのも禁物です。自分のキャリアは自分が責任をもって選択すべきで、転職エージェントができるのはあくまでそのサポート。転職エージェントの意見に流されないように注意しましょう。

転職を急かされることがある

利益の面でいうと、転職エージェントはあなたに転職してもらいたいのが現実です。エージェントによっては転職を急かしてくることもあります。

転職しやすいシーズンがあるのも確かですが、「この求人はすぐ応募しないとクローズしてしまうかも」「とりあえず応募しておきますね」など言われたときは要注意です。あいまいな返事をしていると選考が進んでしまい、いつの間にか内定まで進んでいたということも。

転職活動の舵取りは自分で行いましょう。また、しつこい転職エージェントにあたった場合はエージェントの変更を申し出るか、他の転職サイトを使いましょう。

連絡が面倒

転職エージェントは状況を確認するため、こまめに連絡をしてきます。まだ転職を本格的に考えていない段階であれば、連絡がわずらわしく感じるでしょう。

連絡の頻度を減らしてほしい場合は転職エージェントにその旨を伝えましょう。私は「〇月〇日まで考えたいので時間をください」と伝えて連絡を控えてもらいました。

あまりにも連絡がしつこいようであれば、解約してしまうのも手です。解約はメールや問い合わせフォームからできます。

まとめ

転職は大きな決断なので悩んでしまいますよね。そんな時は一人で抱え込まず、人に相談したり本・ツールを活用したりしてじっくり考えましょう。もう転職先の条件まで具体的に考えている場合は、転職エージェントに相談するのも手ですね。

このブログでは転職に悩む薬剤師のために、キャリアのヒントになる記事を書いています。

転職サイトへの登録を無理にすすめるような記事は描いていませんので、よかったら他の記事も参考にしてください。

企業への転職を考えているかたはこちら。

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