ドラッグストア薬剤師はきつい?働いていて大変だったこと5点

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ドラッグストア薬剤師ってきつそう…

ドラッグストア薬剤師に興味あるけど、やっぱり大変なのかな…

この記事はそんな人に向けて書きました。

私は新卒からドラッグストア薬剤師として働き、調剤・OTCの両方を経験しました。今回はドラッグストア薬剤師がきついと言われる理由とドラッグストア薬剤師のメリットについて、実体験を踏まえて解説します。

ドラッグストア薬剤師に興味がある方はぜひ最後までお読みください!

目次

ドラッグストア薬剤師がきつい理由5つ

ドラッグストアがきついといわれる大きな理由は次の5つです。

  • OTCも対応する必要がある
  • シフトが不規則なので生活リズムが乱れがち
  • 売上や残業時間にノルマがある
  • 一人薬剤師がある
  • 力仕事をすることも

OTC、力仕事はドラッグストア特有の仕事です。もちろん店舗によって細かい部分は異なりますが、今回は私が経験した店舗をもとにそれぞれについて解説していきます。

OTCも対応する必要がある

ドラッグストア薬剤師としてはたらく場合、知識面できついと感じるのはOTC対応でしょう。

多くのドラッグストア薬剤師では、処方せん医薬品だけでなくOTC医薬品も取り扱っています。ドラッグストアには登録販売者もいますが、薬剤師がOTC医薬品の問い合わせに対応することもしばしば。

OTC医薬品の成分自体は知っているものでも、慣れるまではどの製品に何の成分が入っているのか把握するのに時間がかかります。私も最初の数ヵ月は自信がなく箱を見ながら手探りで接客していました。

調剤だけでなくOTCの知識も幅広く求められるのが、ドラッグストア薬剤師の大変なところです。もちろん研修もありますが、私は本やセミナーを利用して自主的に勉強していました。

シフトが不規則なので生活リズムが乱れがち

ドラッグストアは朝から夜遅くまで営業しているので、シフトも不規則になりがちです。

私がOTC薬剤師時代に働いていた店舗では早番で8時~17時、遅番で13時~22時のシフトで働いていました。遅番のシフトが続くとつい寝るのが遅くなってしまいます。休みの日も寝すぎてしまうことがあり、ドラッグストア薬剤師は生活リズムを保つのがきついと感じました。

ただし、ここは店舗次第のところが大きいです。子育て中で時短の社員はシフトや配属先に配慮してもらえることも。決まった時間帯にドラッグストアで働きたい場合は、給与は下がりますがパートで働くという手もあります。

売上や残業時間にノルマがある

多くのドラッグストアでは、売上や残業時間についてノルマがあります。ノルマに対する結果はボーナスや昇進に大きく影響します。努力が数字で評価されるのが好きな人にとってはやりがいが持てるのですが、人によってはノルマをプレッシャーに感じる人もいるでしょう。

評価される項目は調剤/OTCによって異なります。私がいた店舗では次の内容をチェックされていました。

調剤OTC
・残業時間
・ジェネリック率
・処方せん枚数
・売上
・利益率が高い商品の売り上げ
・アプリのダウンロード数
ドラッグストアの調剤、OTCで課されるノルマ

ノルマに対する結果はボーナスや昇進に大きく影響します。新人のうちはまだ意欲を評価されますが、薬局長、店長になると自分の仕事がほぼ数字ベースで評価されます。

一人薬剤師がある

少人数でシフトをまわしている店舗では、慣れてくると一人で業務をこなす日もでてきます。一人薬剤師ではダブルチェックや相談ができないので、ハードに感じる人も多いでしょう。

一人薬剤師は他の人のチェックが入らないため、ミスが起こりやすくなります。処方せんが来れば休憩中も対応する必要があるので、一人薬剤師の日は総じて気が休まりません。

力仕事を任される

調剤メインで働いている場合に力仕事を任されることはほとんどないのですが、OTC薬剤師として働いていると薬剤師でも力仕事を任されることがあります。

特に郊外の店舗で特売があると補充が追い付かず、薬剤師であっても洗剤やトイレットペーパーの品出しをすることも…。「せっかく薬剤師になったのに、自分は何をしているんだろう」という気持ちになるのも無理はないでしょう。

私が以前働いていた店舗では食品も売っていました。人手が足りないときはせっせと卵や牛乳をバックヤードから出して並べていたことも…。社割で安く食品を購入できるので恩恵もありましたが、薬に関わる仕事に専念したい人にとってはきついと感じるかもしれません。

ドラッグストア薬剤師として働くメリット

ドラッグストア薬剤師にはきつい仕事もありますが、一方でこんなメリットもあります。

  • 福利厚生が手厚い
  • 年収が高め
  • 処方せん医薬品以外のことも学べる

ドラッグストア薬剤師の最も大きな強みは、特別なスキルや能力がなくても安定して高収入を得られるところでしょう。ドラッグストアはコロナ禍でも業績が良く、最近はインバウンドに復活の兆しもみられます。

きついこともありますが、薬剤師の資格を活用して堅実に収入を得たい人にとってドラッグストア薬剤師はおすすめの仕事です。

福利厚生が手厚い

ドラッグストアは福利厚生が手厚く、働いている間に支出を抑えられます。私が入社したドラッグストアでは借り上げ社宅や社割制度があり、家賃が格安で日用品も割引で買えたのでしっかり貯金できました。

多くのドラッグストアでは産休・育休や時短制度も利用できるので、店舗では多くの人が子育てと両立しながら働いています。結婚祝い金やリフレッシュ休暇もあり、実際に利用している先輩も多くいました。

福利厚生は働き続ける上で外せないポイントです。もちろん具体的な福利厚生はドラッグストアによって異なりますので、もしドラッグストアに転職する場合は必ず募集要項を確認しましょう。

年収が高め

ドラッグストア薬剤師は年収が高めです。

薬キャリ 職場ナビによると、ドラッグストアで働く薬剤師の平均年収は601万円でした。薬剤師全体の年収平均年収と比べれば、ドラッグストア薬剤師の年収は高めの水準といえます(厚生労働省の賃金構造基本統計調査によれば、薬剤師全体の平均年収は561.7万円)。私が新卒でドラッグストアに入社したときは年収500万円前後でした。

企業や薬局の管理薬剤師も高収入を狙えますが、ドラッグストア薬剤師はそれらに比べて就職・転職するハードルが圧倒的に低いのが特徴です。薬剤師免許と必要最低限のコミュニケーション能力は必要ですが、TOEICのスコアや管理薬剤師の経験がなくてもドラッグストア薬剤師にはなれます。

ドラッグストア薬剤師は高収入の仕事の中でも狙いやすい仕事といえるでしょう。

処方せん医薬品以外のことも学べる

OTC医薬品を学ぶのは大変ですが、自分が本当に「患者さんのニーズに合っている」と思う商品を選べるので、調剤とは違った醍醐味もあります。

学べるのは医薬品に限りません。私はOTCのほかにも化粧品に興味があり、ドラッグストア薬剤師になってから勉強して自分のメイクにも活かせるようになりました。

好奇心旺盛で「調剤以外もいろいろ経験してみたい!」という方にとって、ドラッグストア薬剤師はやりがいのある仕事になるでしょう。

ドラッグストアによってはプライベートブランドの開発に関われることも。ドラッグストア薬剤師は病院薬剤師のような専門性を身につけられませんが、幅広く学ぶには最適の場所です。

まとめ

今回はドラッグストア薬剤師のきついこととメリットについて紹介しました。

ドラッグストア薬剤師はきついこともありますが、他の仕事では経験できないやりがいもあります。ネットではやりがいについて具体的なエピソードが乏しいと感じ、この記事を書きました。

この記事を読んでドラッグストア薬剤師への転職を考えている人は、マイナビ薬剤師を使って求人を探すといいでしょう。ドラッグストア薬剤師の求人数がダントツに多く、全国の求人が掲載されています。

転職エージェントを使わずに直接応募という方法もありますが、デメリットもあるので注意しましょう。

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