薬剤師の副業はバレる?【FP持ち薬剤師が解説する】

※アフィリエイト広告を利用しています

副業したいけどうちの会社は副業禁止だし、止めとこうかな・・・。

勤め先にバレずに副業する方法はないかな?

この記事はそんな人のために書きました。「副業禁止」と言われると、副業に興味があっても二の足を踏んでしまいますよね。私は副業禁止の企業に勤めていますが、会社にバレないよう工夫をしながら副業をしています。FP(ファイナンシャルプランナー)3級も取得しているので、税金のこともある程度勉強しています。
絶対にとまでは言いませんが、働き方を工夫すればバレるリスクは下げられます!

今回は薬剤師が副業をする上で、職場にバレにくい工夫をご紹介します。薬剤師の仕事は安定していますが、現時点から収入を増やすのは難しいですよね。月1万円でも副収入があれば少しだけ生活を豊かにできますし、副業がうまくいけば薬剤師以外の働き方を選ぶこともできます。

注意:公務員、管理薬剤師は原則として副業禁止

会社の就業規則における副業禁止は法律による縛りではないので、仮に副業がバレたとしても法律で罰則を受けることはありません。しかし公務員、管理薬剤師は法律により副業が禁止されています。バレたときのリスクが高いため、当てはまる方の副業はおすすめしません。

例外として管理薬剤師でも副業が認められている仕事があるので(学校薬剤師など)、もし副業したい場合は職場に相談しましょう。

目次

薬剤師の仕事を掛け持ちするより、個人で事業所得を稼ぐ方がおすすめ

給与所得は住民税からバレるリスクあり

仕事で貰える所得には給与所得、事業所得の2種類があります。

給与所得:会社や病院や薬局、ドラッグストアなどに勤務して得る収入

事業所得:特定の企業に所属せず、個人事業で得る収入

正社員やパート、アルバイトや派遣でどこかへ所属しながら働いて得る収入は給与所得にあたります。薬剤師が副業をする場合にドラッグストアのパートや派遣をおすすめされる場合がありますが、どちらも得た収入は給与所得に該当します。

複数の会社から給与所得を得ている場合、メインで働いている企業が副業の給与所得込みで計算された住民税をまとめて払います。本業以外で給与所得をもらっている場合、住民税がその分上がってしまうので会社に怪しまれる可能性があります。
会社の経理担当がそこまでチェックしているかはわかりませんが、リスクの一つとしておさえておきましょう。

事業所得は工夫すればバレにくい方法も

事業所得はどこかへ所属するのではなく、個人で仕事をもらって収入を得る方法です。業務委託で薬剤師として働く場合や、薬剤師以外にブログやクラウドソーシングサイトで稼ぐ場合は事業所得に当てはまります。

事業所得の場合は副業分の住民税を自分で申告して納付できるため、給与所得よりバレるリスクは下がります。
確定申告の際、住民税に関する事項について「給与・公的年金等に係る所得以外(平成30年4月1日において65歳未満の方は給与所得以外)の所得に係る住民税の徴収方法の選択」で「自分で納付」に〇を付ければOKです。

「給与から天引き」にしてしまうと、会社でまとめて徴収されるために住民税から副業の所得がバレてしまう可能性があるので、注意しましょう。

給与・公的年金等に係る所得以外(平成30年4月1日において65歳未満の方は給与所得以外)の所得に対する住民税については、徴収方法を選択することができます。


給与から差し引くことを希望する場合には、「給与から差引き」(特別徴収)のチェックボックスに丸を記入し、また、給与から差し引かないで別に窓口等に自分で納付することを希望する場合には、「自分で納付」(普通徴収)のチェックボックスに丸を記入します。

参照:国税庁ホームページ 住民税に関する事項

原則は確定申告で手続きをしていればOKですが、まれに市区町村の担当者がミスをしている場合や、自治体の方針で特別徴収を推進している場合があります。念を押すためにも市役所(区役所)に確認の電話を入れておくと安心です。

薬剤師にとって、個人で稼ぐのがおすすめな理由3点

薬剤師が副業をする場合、私のおすすめは個人で事業所得を狙うことです。給与所得は自分で納付することができませんが、事業所得は自分で納付することで税額による副業バレを防げますが、理由はそれだけではありません。

私は薬剤師の仕事を掛け持ちするのではなく、個人として副業をしています。
ここからは私が実際に副業してみて実感したメリットを3点ご紹介します。

薬剤師×個人の副業がおすすめな理由3点

  • 本業と両立しやすい
  • 個人で稼ぐスキルが身に付く
  • 在宅でも稼げる方法がある

本業と両立しやすい

薬剤師が副業をする方法として、本業の休日や深夜にドラッグストアや派遣で働くことでお金を稼ぐ方法もあります。薬剤師の副業について調べてみてもおすすめされるのはこちらでしょう。どちらも全国に求人があり、時給も高いので魅力的に感じるかもしれません。しかし個人的にはあまりおすすめできる働き方ではありません。

おすすめしない一番の理由は、働く時間が長い分ハードワークになってしまい、最悪の場合体を壊してしまいかねないからです。消耗するのは体力だけではありません。2か所で働けば職場の人間関係も2か所分に増えます。どちらも良好な関係を築ければいいですが、どちらかで上手くいかないときもう一方に影響が出ないとも限りません。
どうしても一時的にお金が必要なときは検討してもいいですが、一気に稼げたとしても健康という資産を失っては元も子もないですよね。

その点個人事業の副業は、掛け持ちのようにいきなり高時給は狙えませんが、掛け持ちほど体力を使わずに始められます。
仕事のペースをある程度自分で決められるので、本業が忙しいときや家族の事情があったときにセーブしやすいのが利点です。

個人で稼ぐスキルが身に付く

パート、アルバイトで働くことはどうしても時間の切り売りになってしまい、新しいスキルを身に付けることは難しいのが現実です。それよりも調剤以外で副業を始めて新しいスキルを身に付けた方が、できることが増えて自分の市場価値も上がります。最初からまとまった金額は稼げなくても、続けることで本業並かそれ以上に稼げる可能性もあります。

個人としての仕事一本で稼ぐことにはリスクがあります。「薬剤師を辞めてフリーランスとして生活したい!」と思い立ち、いきなり仕事を辞めて独立しても稼げるとは限りません。本業で薬剤師として安定した金額を稼ぎつつ、副業で個人としての収入を育てていけば、個人で稼ぐスキルを低リスクで育てられます。

在宅でも稼げる方法がある

日頃働いていて、通勤が億劫に感じる方も多いのではないでしょうか?本業でさえ通勤はコストになり、ましてや調剤の仕事を掛け持ちする場合は、移動により時間と体力を消費してしまいます。

個人で仕事をする場合、在宅でもできるものを選ぶと快適に仕事ができます。私は新卒でドラッグストアに就職しましたが、郊外の店舗に配属されたために毎日自転車を30分以上こいで通勤していました。通勤だけでも疲れてしまい、帰ってから家事や趣味に手を付ける余裕がない日もありました。

在宅で働くようになってからは、仕事の合間に洗濯物を畳んだり仕事が終わってから自炊したりできるようになりました。通勤のコストがないだけで生活の質は一気に上がります。薬剤師の本業をいきなり在宅勤務にはできなくとも、副業であれば在宅で始められるものがたくさんあります。

今は在宅で働く必要がないと思っていても、体調の変化や育児、介護などライフスタイルが変わる可能性もあります。働く上でのリスクを分散させるためにも、薬剤師職の掛け持ちではなく個人でできる副業をおすすめします。

副業初心者の薬剤師におすすめの副業3選!

メルカリ

まずは手軽に副業をしてみたい!という方はメルカリで不用品を売ることから始めてみましょう。梱包材のほかに元手がかからず、一から新しく勉強する必要もありません。特に薬学部の参考書や専門書は出品自体が少なく、1冊数千円で売れます。使っていない書籍があれば積極的に出品しましょう。

実際に私もメルカリで不用品を売ってみた結果、2万円程度の副収入になりました。不用品の販売目的であれば所得は非課税なので、副業バレも税金も気にせず始められます(事業として販売している場合は別)。必要な知識もメルカリの操作や梱包の方法くらいで、ほぼ公式サイトが公開している情報だけ見ればカバーできます。

私は不用品の販売だけしかしていませんが、継続的に収入を得たい!という場合は商品を安く仕入れて高くうる「せどり」という方法もあります。まずは不用品を売って値付けや梱包など一連の作業に慣れ、継続的に稼ぎたいと思ったらせどりに挑戦するのも手です。

登録時にクーポンコード「XTHJBX」を入力すると500ポイントがもらえます。ポイントはメルカリ内でも使えますし、メルペイやiD決済で普段のお買い物にも使えます。もし今から始める際は忘れず登録しましょう!
メルカリの登録自体は無料なので、迷ったら登録しておいて損にはなりません。手数料は商品を販売した際に出品した人が負担するので、売る前までは費用もかかりません。

WEBライター

個人としてもしっかりスキルを身に付けたい!という方におすすめの副業です。薬剤師の専門知識を活かしながら新しいことに挑戦できるのでやりがいがあります。

ライター未経験からWEBライターを始めたい場合、まずはクラウドソーシングサイトを利用するといいでしょう。一からWEBライターになりたいと思ったらクラウドワークスランサーズの2つは必須ツールです。実績をつくることができますし、ライターの仕事を実際に経験してスキルを身に付けるステップになります。

ライターになる方法については以下の記事に詳しく書いています。

ブログ

WEBライターとあわせておすすめなのがブログです。パソコンさえあれば誰でも始められます。

サーバー代として月々1,000円程度の費用がかかりますが、メリットを考えると投資する価値は十分にあります。また、ジャンルによっては薬剤師という資格があることで、ブログの内容に説得力を持たせることができます。どんな人が書いたかわからない記事と、薬剤師という資格を持った人が書いた記事では後者の方が信頼してもらいやすそうですよね。

このブログも薬剤師向けの転職や副業について書いていて、実際に薬剤師として挑戦してみなければわからないことを記事にしています。ブログを運営している人はたくさんいますが、薬剤師がブログを始めるのは希少価値にもつながります。

具体的な始め方やブログのメリットについては、以下の記事に書いています。

まとめ

今回は副業をバレにくくする方法とおすすめの副業についてご紹介しました。

最後に一点補足ですが、どんな副業を始めるにせよ、始めるときは人に言わずに始めることをおすすめします。職場の人から副業をしていることが広まってしまう場合もありますし、「薬剤師なんだから副業なんてする必要ないよ」と言ってくる人もいるでしょうし、人によっては副業を怪しいものと考えている人もいます。

これからの時代は薬剤師であっても一生安泰とは限りません。医療費を削減する昨今の風潮を考えると薬剤師の仕事だけでは高収入を得ることは難しく、以前と同じような働き方をしていても昔ほどの余裕をもって暮らすことは難しくなっています。将来に備えて薬剤師として一定の収入を確保しつつ、副業にも挑戦してスキルと収入を増やしましょう!

なお、今回の記事はこちらの書籍を参考にしていますので、気になる方は読んでみてください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次