薬剤師がプログラミングを勉強したら稼げる?【注意:挫折しやすい】

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薬剤師だけどIT系にも興味がある!

勉強は得意だし、プログラミングにも挑戦してみようかな…。

調剤がつらいから、在宅で働きたい!

この記事はそんな人のために書きました。これからの時代にプログラミングが大事ということは何となくわかっても、具体的にどんな行動をとればいいかわかりませんよね。
私は薬剤師ですが在宅でできる仕事に興味があり、一からプログラミングを始めてみました。学習しながらプログラミングを使った副業や転職についても調べてみたので、今回は実際にやってみた感想と収入につなげるまでの道筋を解説します。
最初にお伝えしておくと、薬剤師がプログラミングを学ぶデメリットについてしっかり書いています。「じゃあ止めよう」となってしまう人もいるかもしれません。しかしせっかく何かを学ぶのであれば、中途半端になってしまうより覚悟を決めてからの方が良いと思いこの記事を書きました。
初心者からのスタートだったので、具体的には以下の言語を勉強しました。簡単なサイト模写であればできるくらいになりました。

  • HTML/CSS
  • JavaScript
  • PHP
  • Sass
目次

コスパは悪いです

結論から言うと、(仕事の延長で学ぶ場合は別として)薬剤師が一からプログラミングを始めることですぐに収入や市場価値が上がることはありません。
当然薬剤師に限らず一般論としてITスキルを高めたいと思うことは良い傾向で、プログラミングを学ぶことが将来どこかで役に立つ可能性は十分にあります。しかし薬剤師として勉強してきたことが直接プログラミングの学習につながるわけではなく、学習の方法も薬学とプログラミングでは全く異なります。
学び始めてから成果を得るまでには時間がかかりますし、成果を得られたとしても最初はかなり少額です。今すでに一定の収入を得られる薬剤師がプログラミングを始めても、コストが高い割にリターンを感じにくいために挫折しやすいと感じます。

もし以下の理由でプログラミングを習得するのであれば、まずは挑戦してみることをおすすめします。
楽ではないということを念頭に置いて始めれば、意外に続けられるかもしれません。

  • 趣味としてまずはやってみたい
  • 将来、在宅で働ける手段を持ちたい
  • プログラミング自体が好き

それでは、薬剤師がプログラミングに挑戦して大変な点、未経験からでも収入につなげる方法についてご紹介していきます。

薬剤師がプログラミングをやってみた感想

薬学とプログラミングの学習方法は全然違う

薬学部で勉強していたとき、勉強方法について思い出してみてください。数学のように理屈を理解するというより、知識を暗記することの方が多かったとは思いませんか?もちろん有機化学や薬剤学の計算問題は暗記だけでは解けませんが、薬理や衛生、生物や法規はいかに重要なポイントを頭に叩き込むかが大事でしたよね。
プログラミングというとコードを覚えるものと思う人もいるかもしれません(私がそうでした)が、実際にプログラミングを学習してみるとコードそのものは丸暗記しなくても良いことがわかりました。わからなければその都度調べればいいだけで、コードをマーカーで隠す必要もノートにまとめる必要もありません。ただしコードを書くときは理論を理解していないと、正常に動作しなかったり応用が利かなくなったりと必ず壁にぶつかってしまいます。

私は元々暗記が得意だったのですが数学のように理論立てて考えることが苦手で、プログラミングを始めてしばらく経つと嫌になってしまうことが何度もありました。教材を見ながら自分でコードを書いていても思ったように動かず、原因がどこにあるのかもよくわからない状態です。薬剤師がプログラミングを学ぶ場合、今までとは違ったアプローチで勉強する必要があります。

独学の場合はつまずいたときに聞けない

大学生の頃は自分で勉強していてわからない点があると同期や先輩、大学の先生に質問することで解決できました。働いていても薬や病気のことで疑問に思ったことは、自分で調べてもわからなければ職場の人に相談しますよね。
薬剤師がプログラミングを勉強していてつまずいた場合、相談できる相手がいません。医療系でプログラミングに詳しい人は少ないですし、臨床現場で働いているとIT系の仕事をしている人と知り合う機会もほとんどありませんよね。私の場合は知人にエンジニアがいたので、どうしてもわからない場合は頼ることができましたが、彼がいなければつまずいたまま挫折してしまったと思います。
仕事で使う場合は働くため、キャリアのために学ぶというモチベーションがありますが、プライベートで独学している場合はあなたが挫折しても困る人はいません。つまずいて一度離れてしまったらそのまま勉強しなくなってしまい可能性もあります。
もしプログラミングを勉強していてフォローをしてほしい場合は独学にこだわらず、スクールを活用するのがおすすめです。

薬剤師のアドバンテージはない

将来的にプログラミングができる薬剤師が貴重な人材になる可能性はありますが、今のところ薬剤師×プログラミングで成功するために確立されたルートは見たことがありません(あったら教えてほしいです)。
もちろん薬剤師を抜きとして、根気よく学習を続ければプログラミングのスキルで収入を得ることは可能だと思います。しかし薬剤師であることでアドバンテージは特にありません。せっかく6年間勉強したことが活かせないとなると、薬剤師として副業を始めてみたいのであれば、プログラミングよりWEBライターの方が始めるハードルが低く専門知識を活かせます。

プログラミングをスキル、年収アップにつなげる方法

1.未経験からIT職に転職

もしどうしてもプログラミングを仕事にしたい場合は、未経験からIT職へ就職する選択肢があります。新卒~第二新卒であれば未経験であってもやる気次第でポテンシャル採用を見込めるかもしれません。しかし薬剤師職ではないので就職自体が難しく、入社しても給与が下がる可能性も高いです。
実際に後輩でIT企業へ就職した人もいますが、かなり稀なケースです。入社してからは薬剤師としての知識は使わないため、給与・スキルともに他の未経験入社と同じところからスタートなので大変そうでした。選択肢の中ではかなりギャンブルに近いのではないでしょうか。入社するとしても自分である程度勉強してから決めた方が良いでしょう。

2.副業からスタート

薬剤師として本業は続けながらプログラミングを勉強し、副業としてプログラミングで収入ゲットを目指す方法もあります。私は時間に余裕があり、趣味のつもりで始めたのでこの方法を目指していますが、収入を得るまでに少なくとも半年くらいはかかりそうです。もう少し自分で勉強したら3.の方法に移行しようかと思っています。プログラミングだけみっちり勉強しても3ヵ月はかかりそうです。

3.プログラミングスクールを利用する

独学でプログラミングの学習をすることももちろん可能ですが、時間と根気が必要になります。働きながら学習を続けるのは至難の業です。薬剤師として一定の収入を得ているのであれば、自己投資としてオンラインスクールの利用をおすすめします。確かにお金はかかりますが、お金だけでなく時間も気力も有限です。時間と労力をお金で解決できるのであれば悪い選択ではありません。薬剤師としてのアドバンテージを活かしつつ新しいスキルを最短距離で身に付けられる方法です。

スクールの中には、フリーランスで収入を得られるレベルを目標にしているところもあります。ある程度お金と時間がかかっても在宅で働きたい、しっかりプログラミングを勉強してみたいという場合はスクールの利用がおすすめです。つまずいたらすぐに相談できますし、スクールの中で切磋琢磨しながらプログラミングスキルが身に付けられます。

「すぐに稼ぎたい」という気持ちで始めるのはおすすめしません

プログラミングを使ってすぐに高収入を得たい、手軽に稼ぎたいと思っている場合は挫折する可能性が非常に高いのでおすすめしません。どれにせよも楽ではありませんが、本業で昇給を狙うか副業するにしてもライターとして専門知識を使った仕事を選んだ方がコスパは良いでしょう。

プログラミングというよりはWEBサイトを形として作ってみたい場合は、WordPressでブログを作ってみることもおすすめです。一からプログラミングで何かをつくるのには時間がかかりますが、WordPressであればコードを知らなくても作成できます。
手軽にものを作る体験ができますし、ブログを作ってからプログラミングを勉強すればサイトをカスタマイズすることもできます。上記でご紹介したWEBライターとして副業をする場合にWordPress入稿が必要になることもありますし、ライターを始める前にもブログで文章を書く練習をしておくとライターのポートフォリオとして活用できます。

「何のためにプログラミングを勉強したいのか?」をまず明確にしてから挑戦してみましょう!

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